岩屋たけしのメッセージ

平成31年01月01日
「年頭のご挨拶」

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明けましておめでとうございます。皆様にはご家族お揃いで健やかに新しい年をお迎えになられたことと存じます。旧年中に賜りましたご厚情に心より感謝申し上げますとともに、本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

昨年10月の内閣改造で防衛大臣という重職を拝命することができました。これもひとえに、これまで長きに亘って未熟な私をご指導、ご支援いただいた地元の皆様のお陰であり、心より厚くお礼申し上げる次第です。この上は、その多くの皆様のご支援に決して恥じることのなきよう、国土と国民を守るという崇高な使命を全うすべく、25万自衛官の先頭に立ち、全身全霊を尽くしてまいる決意です。

初当選以来、長きにわたって安全保障・防衛の分野に関わってきた私でありますが、今般、防衛大臣に就任して以来、あらためてこの職責の重かつ大であることを日々、痛感しています。

就任後の最大の課題は、10年に一度の国の防衛方針である「防衛計画の大綱」と、向こう5年間の防衛装備の計画である「中期防衛力装備計画」を改定することでした。現在の厳しい安全保障環境を真正面から見据え、真に実効力のある防衛力を構築することを目標に、微力ながらも最善を尽くすことができたと思っています。今後の国会審議等を通じて丁寧に説明を行ない、国民の皆様はもとより、国際社会からもご理解と信頼をいただくべく、全力を尽くしてまいる所存です。

またこの間、オーストラリアでの「日豪2+2」(外相・防衛相会議)」、シンガポールでの「日・アセアン防衛相会議」のために二度の海外出張をいたしました。さらに新年早々、「日仏2+2、日米防衛相会合」のために、フランスと米国に出張する予定です。今や防衛大臣は外交プレイヤーとしての役割も果たしていかなければならない時代となっています。多くの国々との防衛交流を通じて、日本を取り巻く安全保障環境をより良きものにしてまいりたいと存じます。

一方で、困難な課題にもいくつか直面いたしました。自衛隊や在日米軍による度重なる事故は国民の皆様の不安や不信を招くこととなりました。これらについては、事故原因をしっかりと究明し、再発防止に万全を期してまいると同時に、米軍に対しましても、安全な運行、運用を一層強く要請してまいりたいと思います。

また、我が国の安全保障にとって重要な隣国である韓国との間にもいくつかの課題が発生いたしました。韓国との間には外交上、極めて困難な課題が山積していますが、北東アジアの安全保障のためには両国の連携が不可欠です。我が国としての主張はしっかりと申し述べた上で、相互の意思疎通と信頼醸成に努め、この困難を乗り越えて未来志向の関係を構築してまいりたいと思います。

22年来の課題である沖縄の普天間基地移設問題については、辺野古への移設を着実に進め、一刻も早く普天間基地の全面返還を実現し、過重な沖縄の負担を軽減してまいりたいと存じます。普天間基地の危険性を除去するということに関しては国も沖縄サイドも同じ考えに立ちながらも、その手法については残念ながらいまなお一致できていないのが現状です。国としては「抑止力を維持しつつ、沖縄の基地負担を目に見える形で軽減する」という基本方針の下に、引き続き丁寧に説明を重ねながら、その責任を果たしてまいりたいと思います。

言うまでもないことながら、防衛省・自衛隊は安全保障のみならず災害対応においても危機管理の要となります。昨年も全国各地で大きな災害が発生いたしました。そのたびに自衛隊は捜索救助や復興のために全力を尽くしてまいりましたが、今後とも災害派遣のための体勢を一層充実強化してまいりたいと存じます。

就任以来、まだ一度も地元入りができておらず、親しく皆様にご挨拶できていないことについては誠に申し訳なく思っておりますが、常にふるさとの皆様のご温情と郷里の美しい山河を胸に抱きつつ、与えられた使命の完遂に向けて日々、全力投球してまいる決意です。何卒、留守中のご無礼をお許しいただき、旧に倍してのご指導、ご鞭撻を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第です。

結びに、この一年の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げますとともに、日本ならびに世界が災害や紛争のない平和な一年であることを心から祈って、年頭に当たってのご挨拶とさせていただきます。

平成31年1月1日

防衛大臣 岩屋 毅