岩屋たけしのメッセージ

令和02年06月17日
通常国会を終えて

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 第201回の国会が本日、閉会いたしました。コロナ禍のさ中、非常に困難な環境の中での国会でしたが、今年度予算に加え、コロナ対策のための二度にわたる補正予算、そして提出された法案や条約の93%を成立させるなど、一定の成果を挙げることができた国会だったと思います。野党からは会期延長の要求もありましたが、閉会中も必要な委員会は適宜、開催することとしております。政府においては予算に盛り込まれた各種の対策の実行に全力を注いでもらいたいと思っています。

 今般の政府の一連のコロナ対策については、様々なご批判やご注文もいただきましたが、総じて申し上げれば、諸外国の状況に比べて相当程度に成果を挙げることができてきたのではないかと思います。
 
 これは何よりも国民の皆様のご理解とご協力のお陰であり、とりわけ最前線でご奮闘いただいた医療関係者の皆さんのご尽力のお陰でもあります。あらためてそのご協力とご尽力に敬意を表し、感謝申し上げる次第です。
 
 政府においては、引き続き、足らざる点を補いつつ、各種対策の実行を急ぐとともに、いずれかの段階で今般の対策の総検証を行い、そこで得られた教訓を今後に活かしていくことが大切だと思います。

 国会の最終盤の段階で、河野防衛大臣から「イージス・アショア導入のプロセスを停止する」との発表がありました。私の在任中に防衛省の調査にミスがあったことが判明し、秋田、山口両県にお詫びに伺った上で、再調査を行っていたところでしたので、前任者として責任の一端を感じているところです。

 問題の「ブースター」については、当時、米側からは「落下地点はコントロールできる」との説明でありましたが、今般、それを実現するためにはさらなる多額の財源と時間を要することが判明したため、今回のような判断につながったものと思います。

 結果として、正確でない説明を続けてしまったこと、また、この間、配備を巡って秋田、山口両県の皆様にご心配とご心労をおかけしたことに対し、当時の責任者としてあらためてお詫び申し上げたいと思います。

 しかしながら、我が国を取り巻く安全保障環境は引き続き厳しく、北朝鮮の核・ミサイルの問題も一向に進展しないばかりか、この間、むしろその能力を向上させていると考えられます。ミサイル防衛体制の充実強化が我が国防衛にとって極めて重要な課題であることに変わりはありません。

 善後策については早急にNSC(国家安全保障会議)において議論を進め、できるだけ早期に結論を得ることが必要だと考えます。叡智を結集すれば必ずや代替策を見出すことができると思いますし、私もそのために無い知恵を絞ってまいりたいと存じます。

 防衛省・自衛隊においては引き続き、国民の信頼を得るために誠心誠意を尽すとともに、我が国防衛と地域の平和と安定のために全力を尽くしてもらいたいと心から願っているところです。

 私も約二か月半ぶりにようやく地元に帰れることになりました。皆さんとお目にかかれることを楽しみにしております。引き続いて感染予防にご留意いただき、ご健勝であられることを心よりお祈りしております。