岩屋たけしのメッセージ

平成30年06月05日
「ネットと政治」

先ほど、毎日新聞さんから「ネットと政治」というテーマで取材を受けました。思えば、私がネットを通じて情報発信を始めたのは今から30年以上も前。当時、大分県に発足したばかりの「コアラ」というパソコン通信のネットワークの中で、同僚議員と一緒に会議室の運営を始めたのが最初です。

あれから、ネットの技術やツールも格段の進歩を遂げ、今では「パソコン通信」という言葉も死語に近くなりましたが、当時としては極めて斬新なものでした。時間と空間を超えて、見知らぬ方と相互通信できるという初めての体験に興奮し、夜中までパソコンにかじりついていたものです。

一方で、ネットを通じて言葉だけでやりとりすることの怖さも痛感しました。当時も今で言う「炎上」みたいなことが起こりましたが、どうしていいかわからず、対処に苦労したことを覚えています。人それぞれに語感の違うひとつの言葉の使い方を巡って、フェイスtoフェイスでは起こり得ないトラブルが起こるのだということも学ばせていただきました。

今や、新聞やテレビなどのマスメディアの中の情報を桁違いに超えるたくさんの情報がネットの中を行き交っています。最新の機器を使いこなすことのできる若い世代であればあるほど、マスメディアに頼らなくなってきているのだと思います。しかも、情報を受け取るだけではなくて、自ら発信することができる。意見も交わすことができる。この30年の通信技術の革命的な進歩には誠に感慨深いものがあります。

国民生活にとって、さらに敢えて言えば民主主義の成熟にとって、この進歩は大いに歓迎すべきものだと考えます。国民の自由な発想、自由な主張が様々なレベルで展開される環境があってこそ、民主主義は成熟し、進化することができると思うからです。

もちろん、それがゆえの課題や問題もありますが、それらを克服しながら、ネットを通じて政治そのものをさらに成熟させる努力をしていきたいものだと思っています。