岩屋たけしのメッセージ

平成29年09月28日
「衆議院が解散されました」

正午の衆議院本会議で衆議院が解散されました。先刻、バッヂをはずし、次なる戦いへ向けて心を整えているところです。

衆議院選挙は「政権選択」の選挙です。どの政党が、どの候補者が、いかなる政策が日本を担うにふさわしいかをご判断いただく選挙です。また、8回目の当選を目指す私にとっては、この間の活動全般をご評価いただく選挙でもあります。

謙虚に、誠実に、そして堂々と政策を訴え、有権者の皆様のご審判をいただいてまいりたいと存じます。突然の、そして短期の決戦でありますだけに、行き届かない点が多々あろうかと存じますが、その点は何卒ご容赦いただき、旧に倍しますご指導とご支援を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第です。

昨日来、野党の流動化が続いています。この段階で明らかになっていますのは、野党第一党の民進党が事実上、解党し、立ち上がったばかりの「希望」に合流することを目指しているということです。

今から25年前の政治改革の結果、小選挙区を中心とした選挙制度に変えた以上、野党が選挙協力を目指すことはある意味、当然のことだろうと思います。しかしながら、選挙協力を飛び越えて一気に合流を目指すという動きまでは、ついこの間まで想定していませんでした。

安倍総理による「解散」の号令が一気にその動きを加速させたということでしょう。「政権交代の緊張感ある政治」を目指すことが政治改革の目的であったことからすれば、今回の動きを頭から批判しようとは私は思いません。むしろ、大きな塊の野党が誕生することによって、政権が適切にチェックされる状況が出現することは、日本政治全体にとって望ましいことだと考えています。

その上で、いくつかの点を指摘させていただくとするならば、まず、今回の「希望」連合軍はあまりに政策が急造に過ぎて信頼の置けるものにはなりえないのではないかという点です。スローガンだけに踊らされるのではなく、彼らがこれから作ってくる政策をじっくり点検する必要があるでしょう。

さらに、今回の前原代表の捨て身の決断については一定の敬意を表するものの、仮に今後、民進党候補者のほぼ全員が「希望」の傘下に入ることが前提になっているのだとすれば、既に民進党を離脱した方々も含めて、いったい、これまでの民進党とどこがどう違うのか、ということになるのだろうと思います。

民進党は、失敬ながら、これまでも政策的にはあまりまとまりのない政党でした。その生い立ちからして、もともと右から左まで多様な議員の集合体であったことを考えれば、無理からぬことだったと思いますが、今回、そのままの状態で看板だけを架け替えるというに過ぎないのであれば、「希望」が掲げる「穏健な保守政党」には到底、成り得ないのではないかと思われます。

また、仮に「希望」が民進党候補者を選別するということになるのだとすれば、選ばれなかった候補者たちはいったいどういう立場で戦うことになるのか、、参議院民進党が残っていることからすれば、やはり民進党を名乗ることになるのか、、まだ当事者たちも決めかねているところだとは思うものの、疑問が尽きないところです。

そして、東京都政の行方はいったいどうなるのか、ということもあります。小池氏は圧倒的な支持を得て都知事に就任し、先の都議選ではその余波をかって都議会議員選挙においても議会内での支持勢力を大幅に拡大することに成功しました。東京都が刻々と迫る東京オリンピック・パラリンピックへ向けて政府と二人三脚でその準備をしなければならないこの時に、誰が責任を持ってその責務を貫徹するのかという点にも懸念を抱かざるを得ません。

小池氏の去就も含め、これから告示までの間にまだまだ様々な動きがあることでしょう。しっかりと注目をしながらも、事態の変化に一喜一憂することなく、自らの戦いを粛々堂々と前へ進めてまいりたいと決意しているところです。