活動報告

「ユニバーサル・ツーリズム考」

2024.05.11

別府市石垣の「自立支援センターおおいた」を訪ね、現在、同センターが全力で取り組んでいるユニバーサル・ツーリズムの最新状況をうかがいました。

2025年には三人に一人が65歳以上、五人に一人が75歳以上の超高齢化社会となります。さらに、そこに障がい者の数を加えるとなんと人口の40%近くになるのです。

その方々が「もう、旅行には行けない」と思うのか、「よし、旅行に行こう!」と思うのか。これは極めて大きな違いです。

ユニバーサル・ツーリズム(バリアフリー観光)の振興は、その意味で、国や地域にとってのみならず、日本人の活力そのものに関わる重要課題であると思います。

障がい者の皆さんや、加齢に伴って行動に不自由を抱えることになった方々が快適に移動し、滞在できる町はすべての人にとって「やさしい町」となります。

同センターは、これまで別府市を中心に県下の宿泊施設や飲食店などのバリアフリー状況を仔細に調べ、「ぱらべっぷ」という一冊の本にまとめ、ネット配信するなどの取り組みを進めてこられました。

観光産業振興議員連盟としても、今後、このユニバーサル・ツーリズムの振興に全力を挙げていきたいと思っているところです。

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