活動報告

衆議院25年永年勤続表彰。本会議での「ご挨拶」

2021.12.08

岩屋毅でございます。ただいま、院議をもって永年勤続表彰を賜り、身に余る光栄に存じます。長きに亘ってご支援いただいた地元大分の後援会の皆様、この間、ご指導いただいた先輩、同僚議員各位、事務所のスタッフ諸君、そして家族に心から感謝したいと思います。とりわけ、苦難の時も、いつも笑顔で支えてくれた家内に、この場をお借りして礼を言いたいと思います。本当にありがとう。

 

平成二年に初当選した時の同期生は与野党含めて133名、自民党では53名でした。あれから32年を経て、現在、細田議長はじめ16名の同期が今なお国会で活躍しています。しかるになぜ、今日、私が一人でここに立っているのか。二回目、三回目の選挙で落選し、七年間の浪人生活を送ったからであります。お陰で本日、発言の機会をいただきました。落選していいこともあるんだなぁと、初めて思っているところです。

 

七年の浪人生活は私の心境を大きく変えました。32歳で初当選を果たし、初めて国会の門をくぐった時、私は「来るべき所にやってきた」と思い上がっておりました。しかし、七年の浪人を経て戻ってきた時には「自分のような未熟な者がこんな所に出てきていいのだろうか」と思うに至りました。九期目を数えた今も、日々、その自問自答を繰り返しております。

 

一期目は政治改革に没頭いたしました。冷戦崩壊の波が我が国政界にもひたひたと押し寄せておりました。もはや「五十五年体制」のままでは日本の政治は立ち行かない。政治の構造改革が必要であり、そのためには選挙制度を変えなければならない。その思いで一心不乱に活動いたしました。勢い余ってひとたび自民党を離れることにもなりましたが、その後、選挙制度改革は細川政権下で実現し、今日に至っております。

 

この改革については今なお様々な評価があると承知しています。しかし、確かに言えることは、以後、衆議院選挙は文字通り政権選択の選挙になりました。マニフェストも大きな意味を持つようになり、政権の求心力は大幅に強化されました。そしてこの間、二回にわたって本格的な政権交代が実現しました。この改革の最大の目的は「政権交代の可能性がある緊張感溢れる政治の実現」にありました。政権担当能力を有する野党が存在してこそ、時の与党は緊張感を持って最大限の力を発揮することができます。野党の皆様の一層のご奮起に期待したいと思います。

 

三年前、防衛大臣を拝命する栄に浴しましたが、その任にあった一年間は我が国を取り巻く安全保障環境の厳しさを痛感した日々でもありました。新たな冷戦が始まったとも言われる中で、我が国の安全をいかにして確保し、地域の安定と平和を維持していくのか。また、今回のようなパンデミックや気候変動、民主主義や法の支配、人権、貧困といった地球規模の課題の解決のために我が国は何を為すことができるのか。時局は極めて重大な局面を迎えていると思います。

 

したたかで粘り強い外交と、同盟国、友好国との連携を通じた防衛努力によって「冷戦」が決して「熱戦」に至らないようにしていかなければなりません。そして、世界が「分断」ではなく「協調」へと向かうことができるように、我が国でなければできない役割を果たしていかなければなりません。さらに、その取り組みは、国民の皆様はもとより、広く国際社会の理解と共感を得られるものでなくてはなりません。このような考え方に基づき、今後の議論に参画してまいりたいと思っております。

 

光陰は矢の如し。馬齢を重ねている間に私も来年には高齢者の仲間入りをすることとなりました。残された政治家としての時間の中で、国家国民のために、そして、郷土のために、何を為していくことできるのか。懸命に模索し、微力をいたしてまいりたいと存じます。皆様の今後とものご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げ、お礼のご挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました。

 

※12月8日、衆議院本会議にてご挨拶させていただいたご挨拶の内容を掲載させていただきました。

 

 

 

 

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