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「岸田総理の決断に敬意を表する」

2024.08.14

岸田総理がこの秋の自民党総裁選への不出馬を表明されました。党の将来のみならず、内外の難題に臨む今後の日本政治の行末を考え抜いての決断であると推察いたします。

思うに、今回の決断の最大の理由は、この間の「政治とカネ」を巡っての国民の皆さんの自民党に対する不信に対し、総理総裁の立場を投げ打つことによってケジメをつけるということにあったと思います。

もちろん、今般の派閥パーティーを巡る問題は、特定の派閥だけの問題ではなく、自民党全体、所属議員全員の責任です。決して岸田総理一人に責任があるわけではない。

しかし、党の最高責任者としての責任の取り方を明確に示すことで、信頼回復へ向けてのきっかけにしていきたいとのお考えだったと思います。

そうだするならば、この決断を決して無にするわけにはいきません。来る総裁選は党の再生をかけた総裁選にしていかなければなりません。

岸田総理は就任以来、コロナ対策、経済再生、外交と安全保障、エネルギー、DXにGX、子育て支援、物価高騰対策、災害対応、憲法改正に至るまで、それぞれの課題に誠心誠意、取り組んでこられたと思います。

政治改革についても、派閥解消、政倫審出席、党内における処分の決定、政治資金規正法改正の合意形成に至るまで、党内の慎重論を斥けてまで常に先頭に立ってこられました。

結果については今なお様々な評価があるでしょう。しかし、その都度の岸田総理の決断がなければ事態は膠着したままになっていた。この間のリーダーシップには心から敬意を表したいと思います。

今後、党内では総裁選へ向けての動きが活発になっていくでしょう。大事なことは旧来型の派閥主導の総裁選にしないことです。それぞれの議員が熟慮の上に自ら判断し、投票する総裁選にしていかなくてはなりません。

それでこそ自民党は変わっていく。いや、変わっていかねばならない。自民党を「立て直す」総裁選にしていくべく、これから同じ思いを持つ仲間の皆さんと力を合わせていきたいと思っているところです。

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