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推しメシ「とり天」レストラン東洋軒

2020.08.07

今回の推しメシは、私の地元大分県別府市石垣に所在するレストラン「東洋軒」さんの名物料理、「本家とり天定食」をご紹介したいと思います。

 

「東洋軒」さんは大正15年に大分県初の洋食レストランとして開業しました。創業者の宮本四郎さんは天皇陛下の料理番の経験もあり、また、台湾に渡って中華料理にも精通しておられたので、昭和初期からは中華料理もメニューに加わるようになりました。その時、日本人に古くから親しまれている鶏肉を中華料理を参考にして発案されたのがこの「とり天」だったのです。

 

その後、昭和30年代から40年代にかけてこの「とり天」は急速に大分県全域に普及し、県下の数多いお店でメニューに加わりました。今では大分県を代表する名物料理となっていますが、まさにその「本家」がこの東洋軒さんなのです。

 

東洋軒さんの「とり天」は、国産鶏のもも肉を家伝の特製醤油をベースに、にんにく、ごま油などを合わせ、新鮮な鶏卵をふんだんに使って仕上げられています。かまぼこを切るような削ぎ切りのため、当初は「鶏肉のかまぼこの天ぷら」とメニューに書かれていたそうです。

 

私にとってはまさに「ふるさとの味」であり、時折、無性に食べたくなるのですが、今や全国的に有名になって、いつも観光客の皆さんが列を作って待っておられるので、そんな時は「ゲスト・ファースト」で遠慮するようにしています。大分県にお越しになった際は、ぜひこの「本家とり天定食」をご賞味あれ!

https://www.toyoken-beppu.co.jp/

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