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「ウクライナ支援が先決」

2022.03.07

ウクライナ国民による懸命の抵抗、国際社会からのロシアに対する厳しい非難と制裁が続いています。

 

このたび、日本政府は防弾チョッキ等の非攻撃的な装備の提供を決定しました。正しい判断であると思います。ここは共産党さんにも是非ご理解いただきたいところです。

 

ロシアによる侵略が始まって以来、国内でも様々な防衛論議がなされようとしていますが、事態が進行中のこの時期に、危機感に乗じた形で議論を行なうことは避けなければならないと思います。

 

まずは、この暴挙をやめさせるために何ができるのか、ウクライナ国民のためにどのような支援ができるのか、政府も国会もそのことに全力を挙げることが先決です。

 

むろん、現下の国際情勢に鑑みれば、我が国の防衛力の充実強化は必要です。しかし、我が国だけでこのような暴挙が防げるわけではない。日米同盟の抑止力の一層の強化、友好国との多国間防衛協力、国際社会を挙げての外交的な取り組みが不可欠です。

 

我が国は何よりもその総合的な力によって国と地域の平和と安定を保っていかねばなりません。そして、それがためには政府の方針に対する国民や国際社会の理解と信頼がなければなりません。

 

単に軍事技術的な対抗策ばかりに気を取られて、これまでの我が国の国柄を損ねるような判断を性急に為すことは、かえって国民や国際社会からの信頼を損ない、地域の緊張をいたずらに高めることになるおそれがあると考えます。

 

ここは、物事の優先順位を明確にし、事態の沈静化を待った上で、冷静に国際情勢を分析し、静かな環境の中で議論を積み上げていくべきだと思っています。

 

一刻も早くこのロシアの暴挙に終止符が打たれるように、世界中の心ある人々と共にしっかり連帯してまいりましょう。私たちも政府の取り組みを全力で支えてまいりたいと思います。

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