大分県知事選不出馬について
今後の私の進退につきましてご報告申し上げます。来春の知事選への出馬は取りやめることと致しました。引き続き、国政において使命を果たしてまいりたいと存じます。
事の経緯と私の思いについて申し上げたいと思います。
去る10月4日の広瀬知事の勇退表明以降、私の元に「大分のために汗をかかないか」というお声が各方面から寄せられるようになりました。
しかし、国政はまさに内憂外患、「国難」とも言うべき状況が続いています。しばらくの間、躊躇いたしましたけれども、「自分のこれまでの経験がふるさとのお役に立つのであれば」と一旦は出馬の決意を固め、その旨、表明したところであります。
その後、たくさんの方々から様々なご意見を頂戴しました。知事選へのご期待の声がある一方で、「これからも国会議員として国や地方の課題に取り組んで欲しい」という声も多くいただきました。先日は大分三区の同志の県議団からも同趣旨のご要請をいただいたところです。
政治は決して一人でできるものではありません。とりわけ、今日まで苦楽を共にしてきた支持者の皆様、また、同志の皆様の幅広いご理解とご賛同がなければ、心おきなく力を発揮することはできません。そのお声は重たく受け止めなければならないと思っています。
また、県知事選は、本来、政党対決選挙ではなく、県民党として戦うべき選挙だと思います。私も当然、そのように考えておりました。
その上で、今後の新しい県政の円滑で安定的な運営のためには、政権与党であり、県政最大与党である自民党がまとまった上で、さらに他の勢力と大きく連携して臨むことが望ましいと考えます。現在の情勢を考えた時に、そういった状況を生み出すことが必要だと思っています。
これらのことを総合的に勘案し、さらに熟慮を重ねた結果、来春の知事選への出馬は取りやめることとした次第です。
外交、国防をはじめ、国政は極めて重要な局面を迎えております。引き続き、国政における活動に全力を尽くすとともに、今後とも国政を通じて郷土大分県のお役に立ってまいりたいと思います。
知事選へのご期待をいただいた皆様には、そのご期待に添うことができず、誠に申し訳なく思っています。心からお詫び申し上げたいと思います。
この上は、国政を志した原点に立ち返り、一層、努力精進してまいる所存です。今後とものご指導、ご鞭撻を切にお願い申し上げます。
会見の動画は下記のリンクからご覧いただけます。