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古庄はるとも支部長との対談

2022.03.02

自民党大分県参議院第一選挙区支部長で弁護士の古庄(こしょう)はるともさんとの対談を行いましたのでご紹介させていただきます。

 

 

【岩屋】自分は早稲田大学を卒業後、代議士秘書を経て帰郷。県議会議員を経て衆議院に平成2年に初挑戦し、初当選。その頃、古庄さんは同じく早大を卒業し、司法試験に合格して晴れて弁護士に。その後、心身気鋭の弁護士として大分市で事務所を開設されました。お互い、道は違えど時に励まし合いながら頑張ってきましたよね。それにしても、最初から開業するというのはかなり勇気の要ったことだったと思いますが、どうしてそのような選択したんですか?

 

 

【古庄】私も本当のところは不安はものすごく大きかったです。その当時、大分県弁護士会は年間に1人か2人しか新規登録がなくて、若い弁護士を他の弁護士の先生方が教育してくれるという環境もありました。

正直なところ他の事務所に入ろうとしていたこともあるのですが、色々ありまして自分でやった方がいいかな、というふうに考えました。
自分がいきなり独立するという話をした時に他の先生から、独立するのは大変だろうということから入所のお誘いを頂きましたが、別の事務所に入るという選択は自分にはなかったので、独立という道を選びました。それでも先輩弁護士から結構かわいがっていただいたんで、まあなんとか食うには食えた(笑)。そういう状況でしたね。

 

 

【岩屋】思うに、弁護士も政治家もおよそ世の中の森羅万象に関わるという意味では共通点がありますね。
国会は唯一の立法機関であり、そこで作られた法律の数はおおよそ1900ほどあります。国会議員はもちろん、一生懸命に立法作業に携わるのだけれど、ともすれば作りっぱなしということになりかねない。
その点、弁護士として法律を国民の生活の現場で扱ってきた経験を持つ人が立法府に身を置くことの意味はとても大きいと思いますね。この間の長きにわたる弁護士としての活動を通じてどのような課題や問題を感じてきましたか?

 

【古庄】我々弁護士の仕事は争いがあり、これを解決するために働きます。
故意過失を問わずにどっちかに責任があり、弁護士費用がかかっても解決したいという人が紛争までいくんです。
例えば先日大分でも震度5強の地震がありましたけど、地震などによる被害などの場合、法律を用いて問題を解決することは、弁護士としては限界があるなぁと感じます。
裁判をするとなると時間も費用もかかるので、裁判という手法だけでは救済できない問題がたくさんあるということを感じてきました。
今まで36年間弁護士として色んな争いごとに関与してきましたけども、そういう人と人との争いから一歩進んで、「法律を作る」という立場に身を置くことで、自然災害などの場合でも多くの人々を救済することが出来るのではないかという風に思っているところです。

 

 

【岩屋】今、外交や国防が非常に厳しい時期を迎えていることはもちろんですが、国内や地域に目を向けるとやはり、人口減少、少子高齢化という課題が最大のものだと思います。今回のコロナ禍によって一極集中の弊害も再び浮き彫りにされました。
これから地方のデジタル化も進んできます。これをピンチをチャンスに変えていくきっかけにしていくべきだと思いますね。
人口が減っても交流人口を増やしていくことで活力を維持していく必要があり、それを媒介するのが観光です。大分の豊かな観光資源をさらに発掘、充実させていくべきだと思っています。古庄さんは大分に何が一番、必要だと感じていますか?

 

 

【古庄】大学時代の4年間と司法試験の浪人時代の3年間、合わせて7年間は大分から離れてたのですが、それ以外の57年間はずっとこの大分で生まれ育ってきました。
自分が大学生の時もそうだったんですけど今、大分にとって必要なのは、観光とか農林水産業とかはもちろん必要ですけど、大分県民が自分のふるさと大分県を愛する気持ち、心、それがまず必要だと思います。
実は私、大学卒業後、大分に帰ろうかどうか悩んでいました。最終的には大分で働くことに決めたんですけど。うちの子供は早くから東京に行って東京でずっと生活しているんですよ。東京一極集中じゃないけども、そういうところに行った人は心のどこかに、やっぱり大分に帰ってもなぁ、というのがあるんですね。
だけどそうじゃなくて自分のふるさとを守る、守るためにはどうすればいいか。まずその心の部分で大分をなんとか守り育てて行きたい。そういう気持ちを持つことによって新しい地域産業を作ったり、農林水産業に力を入れたりということができるんじゃないかなと思ってます。
是非、大分を守りたい、育てたいという心的な側面をもっと強くもってもらいたい。あの時、自分が持てていたかと言うとちょっと心許ないですけど、それが必要じゃないかなと思うんですよね。

 

 

【岩屋】それらの課題に取り組んでいくためにもお互い、これからも健康でなきゃいけませんね。自分は走ったりするのは得意じゃないので、時に自転車に乗ったり、スイミングをやるなどして健康維持に努めています。
古庄さんは山登りが趣味なんですよね。弁護士会登山部部長だと聞いていますし、うちの家内も古庄さんに誘われて一度、参加させてもらって以降、最近ではすっかり「山ガール」になっています。あ、もう「ガール」じゃないか?(笑)。
5年半前の参議院選の時には思ってた以上に「体力があるな」と驚いたんだけど、日頃、体調維持のためにどんなことに気をつけてますか?

 

【古庄】今、登山する機会は若干減っているんですけど一時期、多い時は年間20回くらい主に久住を中心に登っていました。
それがちょっと山を甘くみたせいで去年、一昨年は山で迷子になって遭難しかかった経験もあるんですけど(笑)。山にはよく登っています。
あとは日々の鍛錬でいえば自宅から事務所まで毎日約50分ほど歩いてますね。それが大体4500歩くらいで、あとは日中歩いたりで一日大体1万弱は歩いています。
それと事務所の屋上で剣道家というほど大したものじゃないんですけど、木剣の素振りをやっているというのが一応、私の体力維持と健康法です。

 

【岩屋】お互いに健康を保って、2人で力を合わせていろんな課題に取り組んでいきたいですね。共に全力で頑張りましょう。今日はありがとうございました。

 

 

 

 

 

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