活動報告

今般、ペルーでのAPEC閣僚会合のあとに、ウクライナ訪問を入れましたので、ちょうど地球一周分に当たる4万1000キロを移動する初出張となりましたが、お陰様で先刻、無事に戻ってまいりました。

タイトな日程であったために、ホテルで眠れたのはリマでの一泊だけで、あとは機中泊と夜行列車泊が続き、結果的に「一泊七日」の強行軍となりましたが、当初、予定していた会談をすべてこなすことができ、一定の成果を挙げることができたと思っています。

訪問中のキーウは比較的平穏でしたが、我々がウクライナを離れた直後にロシアからのミサイル・ドローン攻撃が行われ、新たな犠牲者が出ています。ウクライナが「戦時下」にあることをあらためて痛感させられています。

訪問中、ゼレンスキー大統領、シュミハリ首相、シビリデンコ第一副首相、シビハ外務大臣らと、しっかり時間を取って意見交換をすることができました。中込大使はじめ、今なお防空壕付きのホテル住まいを余儀なくされている大使館スタッフの努力を労いたいと思います。

一日も早くウクライナに公正で永続的な平和が回復するように、そして、傷ついた国土と国民生活の復旧・復興のために、我が国としても、できる限りの支援をしていかねばとの決意を新たにしているところです。