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「今期の課題設定をいたしました」

2021.11.11

昨日の初登院を終え、9期目に臨む決意を新たにしているところです。

 

政治を取り巻く状況は日々刻々と変化しており、それに応じて取り組むべきテーマも変わり得ますが、これから私が主として取り組んでいく課題を以下の6項目に整理し、基本的な考え方をとりまとめました。

 

1.『コロナ禍からの脱却を果たす』

一日も早くコロナ感染を収束させて安心を取り戻し、この間、痛んだ経済を蘇らせて活力を取り戻す。この選挙期間中、一貫して訴えてきたこの課題にまずは全力を傾注する。

3回目のワクチン接種をスムーズにスタートさせ、治療薬の承認を急いでこれを普及させるとともに、緊急時の医療提供体制の見直しをはかる。

現在策定中の補正予算に、コロナ禍によるダメージの大きかった事業者への給付金の支給、子育て家庭や生活困窮世帯への支援金の支給、米価対策、燃油高騰対策等を盛り込み、経済再生へ向けての基盤を整える。

 

2.『観光再生を成し遂げる』

Go toキャンペーンの再開に目処が立つまでの間は「県民割り」をブロック単位に拡充することで観光需要の回復をはかる。年内に「ワクチン・検査パッケージ」の体制を整え、それをもとに来年のできるだけ早期にGo toを再開する。

再開に当たっては、中小零細の宿泊事業者にも行き渡るような工夫を施し、週末や連休よりも平日の割引率を重くするなどして、需要の均霑をはかる。インバウンドの再開についても基本的なルールの策定を急ぎ、再び観光立国を目指す。

IR事業については、法律に基づき、三箇所の実施区域が透明性をもって適切に選定されるよう、政府の取り組みを支援する。

 

3.『新たな安全保障戦略を策定する』

我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している中、来年一年間をかけて、「国家安全保障戦略」を改定し、それに基づいて「防衛計画の大綱」ならびに「中期防衛力整備計画」を改定する。

「平和主義」を掲げ、「専守防衛」を基本とする我が国の姿勢を堅持した上で、日米の協力体制を強化し、価値を同じくする友好国との連携を深めて、抑止力を向上させる。

その際、安全保障があくまでも総合的な取り組みであることを踏まえ、軍事だけに特化しない、経済安全保障、ソフトパワー外交を含めた統合的な戦略となるよう、防衛大臣の経験をもとに最善を尽くす。

 

4.『憲法改正へ向けての議論を加速する』

衆議院憲法審査会の幹事として、これまで滞ってきた憲法本体の改正議論を活性化させ、党派を越えた合意形成へ向けて努力する。

とりわけ、「憲法への自衛隊の明記」「国会機能喪失時に備えた緊急事態条項の創設」については、幅広い国民の支持が得られるよう、国民運動を展開する。

 

5.『国土強靭化と農業基盤整備を進める』

現在、進行中の宇佐市における「駅館川国営緊急農地再編整備事業(事業費120億円)」、豊後高田市における「農地護岸整備事業(事業費220億円)」の完遂、「中津・日田高規格道路」の全線開通、「東九州自動車道」の完全四車線化へ向けて全力を尽くす。

さらに、頻繁する集中豪雨や南海トラフ沖地震を見据え、護岸、河川、トンネル、道路など老朽化したインフラの改修ならびに補強を進める。

 

6.『多様性を包含する温かい社会を実現する』

障害者雇用のさらなる促進をはじめ、障害者スポーツの一層の普及を進める。また、外国人労働者や留学生の受け入れ環境の改善と充実に取り組む。「選択的夫婦別氏制度」の導入や「LGBT理解増進法」について、まずは自民党内の幅広い合意を得られるよう、引き続き努力を重ねる。

国政の課題は山ほどにあり、挙げていけばキリがありませんが、まずはこれらの課題の達成に全力で取り組んでいきたいと存じます。皆様の一層のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

 

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