「協調・包摂の政治へ向けて」
2024.10.29
このたびの衆議院選挙では大変お世話になりました。留守がちの選挙戦を支えていただき、力強いご支援をいただいたすべての皆様にあらためて心より感謝申し上げます。
しかしながら、与党、自民党としては大変厳しい結果となりました。溜まり溜まった膿が一気に吹き出した感があり、この間の長期政権の驕りや緩みに対して有権者の皆様の厳しい審判がくだされた選挙であったと思います。
民の声は天の声です。今回の結果は、「これまでの政治の在り方を根本から改めよ」との、民の声、天の声であったと受け止めなければならないと思います。
今後の政権運営は極めて困難を極めますが、昨日、石破総理が会見で表明されたように、野党と対話を重ね、その政策を取り入れる形で政権を前に進めていくことが肝要であると思います。
国際情勢は激しく揺れ動いており、国内にも待ったなしの課題が山積しています。ここで日本の政権が不安定化することは避けなければなりません。まずは来る特別国会での「首班指名」が皮切りとなりますが、与野党の垣根を越えて、叡智を結集する必要があると思います。
与党が過半数を割ったのですから、本来であれば「政権交代」があって然るべきなのでしょう。しかし、野党側に統一された政権構想があるわけではない。ここは与野党が対立のための対立ではなく、国益重視、政策本位で協調していく政治を目指していくべきだと思います。
そのための努力を誠心誠意尽くしていくことが石破総理・石破政権に与えられた使命であり、今回の国民の厳しい審判に応えていく唯一の道であると信じます。
閣僚としての使命の遂行に全力を尽くすとともに、このような日本政治の転換へ向けて、懸命の努力を続けてまいりたいと思います。今後とものご指導、ご鞭撻を何卒よろしくお願い申し上げます。
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