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「軽自動車」

2026.04.18

このたび、マイカーとして、そして、地元の事務所で使う二台目の車として軽自動車を保有することとなった。

 

軽自動車とは、日本独自の規格であり、排気量660cc以下、一定の寸法以下と定められている。

 

なぜこのような制度が誕生したかと言えば、それは戦後事情と国土条件が大きく関係していた。

 

軽自動車制度が確立したのは1949年だ。当時は終戦直後である。物資は不足しているし、国民の所得もまだ低く、自動車業界も大型車を作るほどの力がなかった。

 

そんな中で価格も安く、維持費も安い車が求められていた。狭い道路であっても住宅密集地であっても自在に走り回ることのできる「国民車」「大衆車」を作ろうという当時の国策が軽自動車を生み出したのだ。

 

以来、軽自動車は文字通り、「国民の足」として発展を遂げてきた。今や全国での普及率は約5割。車両全体に占める割合も4割に達している。ちなみに大分県での普及率は49.8%であり、走っている車の二台に一台は軽自動車となる。全国では12位の普及率だ。

 

地方では公共交通機関がそれほど発達していない。とりわけ、郡部のほうへ行けば、車がなければそもそも生活自体が成り立たない。「一家に一台」どころか、「一人一台」が必要となる。地方における軽自動車はまさしく人々の「足代わり」の役割を果たしてくれているのだ。

 

しかも、最近の軽自動車は極めて高性能であり、高機能化している。車体は小さいが車内は広い。誕生当初はある意味、「安かろう、悪かろう」の時代もあったかもしれぬが、今の軽自動車は言わば「小さな高級車」と言っても過言ではない。その分、値段も高い。今回、購入したのも予算の関係上、中古車である。

 

前置きがえらく長くなってしまったが、車種はダイハツのタントだ。自動車メーカー各社はそれぞれに優れた軽自動車を提供してくれている。いずれも甲乙つけ難かったが、なんと言ってもダイハツ車体の拠点工場が地元の中津市にあるのだからして、これはやむを得ない選択だったと、ご理解いただきたい。

 

早速、乗ってみたが、これが思った以上に快適である。660ccながらターボエンジンを積んでいて、上り坂をスイスイと登るし、高速道路でも十分なスピードが出る。車内の装備も普通車と遜色ない。小さいのに電動スライドドアとは恐れ入っている。

 

通常、自動車のパワーは「馬力」で表される。少し脱線して恐縮だが、その起源は18世紀にさかのぼる。当時、蒸気機関の改良者であるジェームス・ワットが製品を売る際に「これは馬の何頭分の力があるのかを示せばわかりやすい」と考えたからだった。

 

軽自動車の馬力は当然のことながら、普通車に比べれば小さい。だが、軽自動車を運転してみて気がつくのは、だからこその魅力があるということだ。

 

大型車の馬力は大きい。だから乗っていてもまさに「馬車に乗せられている」という感じがするのだが、軽自動車になるとこれが「馬に乗っている」という感じになる。馬の手綱を自ら引いて自在に走り回る。そんな、車との「一体感」が感じられるところが、実に魅力的だと思う。

 

それよりも何よりも、今回、軽自動車を購入しようと思った最大の理由は、地元をより細かく回ろうと思ったからである。本拠地の別府の道も狭い。郡部でも軽トラでなければ入っていけない小径が山ほどある。そういう所をきめ細かく回り、一人でも多くの人にお会いしたい。この二月の選挙を終えて、その思いが日に日に強くなっていたからだ。

 

先の選挙はこれまでになく、異質で厳しい選挙だった。全国一の数のネットでの誹謗中傷を浴びながらの苦しい戦いだったが、それを乗り越えさせてくれたのは、これまでの長きに亘る活動を通じて直接お会いした方々、そして、だからこそ自分を信じてくださった皆さんのお陰だった。

 

思えば、これまで忙しさにかまけて、ご無沙汰している地域、人達が多かったことを反省している。これからは、この「新兵器」で時間の許す限り、地域を細かく行脚して、一人でも多くの方の声を聞き、また、私の思いを届けていきたいと思っている。

 

皆さんにお会いできるのが今から楽しみだ。タントに乗った私を見かけたら、どうかお気軽に声をかけていただきたい。

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