お知らせ

「国旗損壊罪第7回PT会合」

2026.06.01

上京。午後から自民党本部において上記会合が開催され、本日は条文案が示されましたが、私からは以下の意見を申し上げたところです。

 

1・ 言うまでもないことながら、私は国旗を尊重している。国民の皆様にもぜひそうあっていただきたいと願っている。しかし、それを刑罰によって担保することは必ずしも適切ではないと一貫して申し上げている。

 

2・ 国政には他に重要な課題が山積している。好き好んでこのような議論に参画しているわけではない。しかし、本件は「小事」に見えて実は「大事」である。立憲体制、憲法の根幹に関わる問題であるからこそ、毎回、意見を述べていることを理解されたい。

 

3・ 前回にも申し上げたが、条文案にある「不快」や「嫌悪」という用語は適切ではない。それはすぐれて主観的な概念だからだ。「国旗に対する感じ方」を国が定義したり、強要したりすべきではない。あくまでも客観的な構成要件でなければならない。

 

4・ そもそも、この条文をどこに置くのか。これまでの議論を通じて明確になったように、「外国国章損壊罪」の法益は我が国の外交的利益であって、いわゆる「国旗損壊罪」をこれと同列に置くのは適当ではない。仮に一般刑法とは独立した特別立法にするのであれば、なおさらのこと、立法趣旨が厳しく問われることになる。

 

5・ 現在、仄聞する唯一の立法事実は、某政党の集会における✖︎の付けられた国旗を用いた反対運動だと承知しているが、これはこの条文案によれば処罰されることになるのか?(法務省ならびに衆議院法制局より、「自宅で✖︎をつけたものを表示するだけなら処罰の対象にならない」との答弁あり)。

 

6・ かかる立法の影響が心配である。国民が自然に尊重の対象としてきた国旗が、「尊重しなければ処罰される国家権力の象徴」に変わる。国旗に対する尊重意識が高まるのではなく、むしろ毀損される恐れがあるのではないか。

 

7・ いずれ、国会において法案が審議されるのであれば、立法府における議論こそが重要である。別途、お願いするつもりだが、その際はぜひ私にも質問に立たせていただきたい。

 

お知らせ