「比例定数削減案について」
2026.06.05
本日の自民党政治制度改革本部(加藤勝信本部長)にて、国勢調査速報値に基づいての衆議院小選挙区の区割りの問題と、衆議院定数の削減の問題が議題となりました。
定数削減については執行部からは「比例議席のみ45議席の削減案」が示されましたが、私からは以下のような意見を申し上げたところです。
1・ 国勢調査速報値を見ると人口減少、人口偏在の兆候が明らかである。一票の格差が2倍を超える選挙区は全部で39選挙区に及んでおり、区割り作業に入れば相当の数の選挙区が影響を受けることになる。この上は、抜本的な選挙制度改革の議論に全力を挙げるべきである。
2 ・であるにもかかわらず、時間が経過すれば自動的に比例定数だけを削減するための法案を提出するのは理にかなっていない。しかも、自民党内ならびに与党のこれまでの議論では、仮に定数を削減する場合は、小選挙区と比例代表の割合をこれまで通り、3対2とすることになっていたはずだ。いつ変わったのか。その思想、理念、哲学は何か。
3 ・小選挙区は民意の集約機能を有し、比例代表は民意の反映機能を有している。そのバランスを取っているのが、現行の小選挙区比例代表並立制である。ここから比例の議席だけを削減するというのは、小政党、少数意見の切り捨てにつながるのではないか。
4 ・自分は定数削減に必ずしも反対ではないが、削りやすいところから削るというような安易な考え方ではいけない。いやしくも主権者たる国民の意思をいかにしてバランス良く反映させる選挙制度にするかを考えることが先決であり、定数の問題はあくまでもその結果として導き出されるものである。
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