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「予算案が衆議院を通過しました」

2023.02.28

予算案が衆議院を通過し、一息ついているところです。予算委員会では防衛費増、子育て支援、経済運営をはじめ、様々なテーマが取り上げられました。

約80時間にわたって濃密な議論が交わされました。その一部始終を聞いておりましたが、政府の説明が必ずしも十分でなかった点があったことも否めないと感じています。

それらについては、これからの参議院での審議を通じて、さらに丁寧で明解な説明に心がけてもらいたいと思っています。

この予算審議の間にも国際情勢は刻々と変化しています。外交こそが安全保障の要であるとするならば、総理や外務大臣の必要不可欠な海外出張については、たとえ国会開会中であっても最大限の配慮をすべきだと思います。

岸田総理には広島G7サミットの前にウクライナを訪問しておいてもらいたいと思いますし、林外務大臣には来るG20やQUAD外相会合にはぜひ参加してリーダーシップを発揮してもらいたいところです。

幸い、野党サイドもこれまでになく理解を示してくれていると報じられていますので、ここは与野党双方が従来の慣例にとらわれず、歩み寄りの努力をすべきだと思います。

平和の回復と世界秩序の安定なくしては、経済政策をはじめ、予算案に盛られている様々な施策の円滑な遂行は困難です。国会審議と外交の両立を真剣に考えるべき局面を迎えていると痛切に感じているところです。

 

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